Ducati Panigale V2 インプレッション

テールカウルも刷新され後姿のボリューム感が上がったにも関わらずテールランプの配置によってそうとは感じさせないなど隙が見当たらない。カッコイイ！これに乗っている自分ってカッコイイ！そう思わせてくれるバイクを創り続けるDucatiに感謝です。

Euro5に対応したエンジンからはこれぞDucatiツインと思わせてくれる軽快なフイーリングをもたらしてくれます。

進化したクイックシフターもあいまって、途切れることのない加速。
オートブリッパーが作動するシフトダウンは一度体験したら、もう元には戻れません(笑)

クランクマスの小ささを前面に感じさせてくれる、連続したコーナーを切り替えすあの瞬間・・・

コーナーエントリー時にFブレーキレバーをゆっくり離しているのに素早く倒れ込もうとする車体・・・

Ducatiツインエンジンでしか味わえない特別な時間です。Ducatiが創り続けてきたツインエンジンスーパーバイク、是非ご試乗をお勧めさせていただきます。

ドゥカティ ライフスタイル 東京 ストアマネージャー信田 裕介

跨るとシートの厚みが増えた分前傾の度合いが959より若干強くなっていますが、元々シートの幅が狭いこともあり足が広がらないので84cmという高さは感じさせない足着きです。そしてシートの厚みが増えた分ある程度の時間乗ってもお尻が痛くなりません。

最近のDucatiはスーパーバイク系といえども湿式クラッチを採用しているため発進時に気を使う必要もなくなっています。そして進化したライド・バイ・ワイヤスロットルは全閉からの微妙な操作にもしっかりと反応してくれるため、超軽量な車重と相まって極低速時の安心感はますます増えています。

前述の通りライディングポジションは若干前傾が強めになり、往年の916を彷彿させる部分もありますが、916の時のような曲がるときの気難しさはきれいさっぱりとなくなっており、顔を向けるだけでフロントからグイグイ曲がっていってくれます。ここでも車体の軽量さの恩恵をしっかりと感じることができます。

これまで899や959は「1199や1299の弟分」的な見方されてきましたが、V4が発売された今となってはV2はツインエンジンのスポーツバイクの最高峰というポジションになりました。改良された955ccのツインエンジンは155馬力の最高出力を叩き出しますが、全域で扱いやすいため一般道でもそれなりに「開けて」乗ることができるので、Ducatiツインエンジンの醍醐味を存分に味わうことができます。

進化した電子制御と扱いやすいエンジンでV2は「バイクに乗せられている感」ではなく「自分でバイクを操っている感」を感じられる素晴らしいマシンです。

ドゥカティ さいたま ストアマネージャー加藤 大輔

Panigale V2のスペックL型2気筒 水冷4バルブ デスモドロミックエンジン955cc 155ps
少し前のファクトリーマシンと同等です。そんなオートバイを世界選手権戦うライダーでもない私たちが、公道で安全にサーキットでは速く走れるように装備されたコーナーリングABS EVO ドゥカティ・トラクション・コントロールEVO2 ドカティ・ウイリー・コントロールEVOドゥカティ・クイックシフトEVO2 これら最新装備も是非味わって頂きたいのですが、介入しているのか分からないかも知れません。それぐらい自然にしかも予想までしながら介入しております。

私が、お客様に説明する時に携帯電話で例える事があります。笑いながら10年前の携帯を思い出してくださいと。オートバイの電気部品も同じように進化致しております。是非、最新のDucatiを試乗してみてください！

モトコルセ ムゼオ ストアマネージャー大西 正浩