カテゴリ : RIDERS CLUB
最終更新日 : 2024年05月08日
RIDERS CLUB 2020年 10月号 掲載 【記事】好きだから、こだわりたい 「STREETFIGHTER V4 R」

好きだから、こだわりたい
最強パフォーマンスをネイキッドで愉しむ。V4Rから生まれたNuda Veloceへの布石。STREETFIGHTER V4 R
カウルを脱ぎ捨てたスーパースポーツが、ストリートファイターの定義ならば「最強バージョンの凄みを知りたい」。そんなライダーの飽くなき欲望をカタチにした一台。
PHOTO / K.MASUKAWA | TEXT / K.ITOH | 取材協力 / モトコルセ TEL 046-220-1711 http://www.motocorse.jp/
ドゥカティのパニガーレ V4がカウリングを脱いだストリートファイター V4。エンジンやシャシーを共有しながら、シリアスでハードなスーパーバイクとは全く異なるフレンドリーな乗り味は、ドゥカティのライダー側に立ったモノ作りと技術力の高さを実証する一台だ。
…が、パニガーレにはSBKレースのホモロゲーションマシンとなるV4 Rが存在する。そしてライダーは、どこまでも夢を見る。「もし、最強のV4 Rでストリートファイターを作ったら…」。そんな夢を、モトコルセが現実のものとした。
エクステリアは基本的にドゥカティの純正パーツを使用するが、じつはボルトオン装着できない箇所も多々あり、カウリングで隠れた配線類もネイキッドの美観を損ねぬように処理する技術はさすがの一言。
ヘッドライトカバーにホワイトのラインを入れつつ下部をレッドにペイント。ラジエターシュラウドなどはブラックアウトすることでV4 Rの硬派なイメージを際立たせる。そして前後サスペンションのスプリング変更とリセッティングによって、ストリートファイターの存在理由ともいえるフレンドリーな乗りやすさを高次元で実現した。しかし、この完成度にして発展途上。モトコルセが提唱するNVC(2014年に発表した1199 / 1299 パニガーレのネイキッドモデル)のコンセプトに基づき、このマシンはさらなる進化を遂げようとしている。また、モトコルセはこの車両のように、すでにパニガーレ V4シリーズを所有しているオーナーがカスタムとしてストリートファイター化するためのコンバージョンキットも開発している。作業工賃を含めると総額85万円近いプライスになるが、スーパーバイクのパニガーレをネイキッドのストリートファイターとして2度楽しめる、こんな贅沢な遊びは格別ではないだろうか。もしかしたら逆に、ストリートファイターをパニガーレ化することも可能なのかもしれない…。
ストリートファイター V4 R コンプリート
545万円 (パニガーレ V4 R 車両本体含む)
撮影車両オプション内容
フロントフォーク | スプリング変更リセッティング |
リアショック | スプリング変更リセッティング + 油圧プリロードアジャスター |
BST 製 カーボンホイール Rapid TEK | |
STM 製 ドリブンスプロケット + STM製 クイックチェンジスプロケットキャリア | |
MOTO CORSE 製 チタニウムラジエター & オイルクーラープロテクションスクリーン | |
MOTO CORSE 製 パテンテッド DBT フロント & リア アクスルスライダー | |
MOTO CORSE 製 パテンテッド DBT チタニウムハンドルバーエンド | |
実測重量 194kg (同条件でパニガーレ V4 R : 202kg、ストリートファイター V4 S : 208kg) |

メディア インフォメーション
RIDERS CLUB 2020年 10月号 掲載
ライダースクラブ10月号の巻頭特集は、いま最も注目を集めているマルチクォーター「KAWASAKI Ninja ZX-25R/SE」の試乗インプレッションです。
昨年の東京モーターショーで、何の前触れもなく鮮烈なデビューを飾ったNinja ZX-25R。カワサキとしては実に31年ぶりとなる、新設計の250㏄並列4気筒エンジン搭載し話題を独占しました。
九州・オートポリスで開催された発表試乗会に、元MotoGPライダーの中野真矢さんが参加。現役時代にはカワサキのファクトリーライダーとして、MotoGPマシンZX-RRをライディングした経験もあり、その視点からNinja ZX-25Rを徹底解説しています。
第二特集は、「並列3気筒の開けられる魅力」です。
2気筒のトルク感と4気筒のパワーフィールの両方を併せ持つ3気筒エンジン。誌面に登場するのは英伊日の最新モデル――トライアンフ・ストリートトリプルRS、MVアグスタ・ブルターレ800ロッソ、そしてヤマハ MT-09 SP。この3台の試乗を軸に、そのほかのモデル紹介とヒストリーも交え、改めて3気筒エンジンの魅力を検証しました。
好評連載中の宮城光さんによるライディングテクニック講座のテーマは、「ブレーキからのターンイン」。スポーツライディングでもっとも重要かつ難しいコーナーへのアプローチを、不安から醍醐味に変えて楽しむためのスキルをレクチャーしています。
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